懲役十八年 仮出獄 (1967) / Sentenced to Eighteen Pt.2

10億円の金塊をめぐり、国際ギャング組織を相手にした日本ギャング三人組の乗るかそるかの大バクチと凄まじいガンの挑戦をスリルとサスペンスで描いたハードボイルド・アクション。主演の安藤昇の脇を若山富三郎、伴淳三郎という味のある芸達者が固め、作品に厚味を持たせている。特筆すべきは、才人・伊丹十三の出演である。監督は降旗康男。キャスト:安藤昇、伊丹十三、若山富三郎

 ・ amazon : 懲役十八年 仮出獄 (1967) / Sentenced to Eighteen Pt.2
 ・ Youtube : 懲役十八年 仮出獄 (1967) / Sentenced to Eighteen Pt.2

懲役十八年 仮出獄 (1967) / Sentenced to Eighteen Pt.2のあらすじ

服役成績が優秀なため、二年の刑期を残して仮出獄を許された郡司を、昔仲間で、口の不自由な金庫師木島が迎えた。木島は早速、日東化工が密輸入した金塊を奪取する計画を郡司にもちかけたが、郡司は二人では無理と、やはり昔の仲間の大宮を誘った。熔接工の大宮はかつての女との間に出来た武という子供があり、乗り気ではなかったのだが、医師から胃癌を宣告され、余命いくばくもないと知ると、郡司たちの仲間に加わったのである。日東化工の社長岩井はその背後に国際ギャング、ジャクソン一味を持ち、武器メーカーとしてベトナム戦争で儲けていた。郡司らの襲撃は成功、二億円近い金塊を奪った。一方、前田刑事が郡司の動きを追って日東化工を訪れたが、岩井は密輸金塊なので盗難届を出すわけにもいかない。そのうち、ジャクソンが来日、不始末を犯した岩井を殺してしまった。また金塊を奪った郡司たちは、それを捌こうにも買手がつかず、困っていた。そんな時に木島がジャクソン一味に捕まり、拷問を受けたが郡司に助けられるということもあり、郡司はその後、不敵にも金塊をジャクソンに売りつけようとしたが、勿論、決裂。郡司たちはギャング組織と真っ向うから対立することになった。やがてジャクソンは大宮の子供、武を誘拐するという手段に訴え、郡司を強迫して金塊と武とを交換させることにした。いまは郡司もやむなく、ジャクソンの指定通り、金塊を横浜港の突堤に運び、二組はそれぞれ金塊と人質を交換した。郡司は武の安全を見極めるとジャクソンを射ち倒し、それを機に突堤はすさまじい拳銃戦の場と化した。この戦いの中で大宮が倒れ、木島も倒れ郡司も弾を浴びた。しかし、郡司の最後の一弾が、金塊を積んだギャングのモーター・ボートを射抜いて炎上させたため、金塊は虚しく海底に沈んでいった。

関連記事

  1. ギャングの帝王 (1967) / Imperial Gang

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。